質問の持つ驚異的な力

自分自身にどんな質問をするかで、人生はまるっきり変わってしまいます。

質問には驚異的な力が秘められています。質問された人間の脳はその質問に対する答えを探し求めます。

それはどういうことかというと、質の低い質問をしたら質の低い答えが返ってくるということです。逆に言うと、質の高い質問をしたら質の高い答えが返ってきます。

あなたが辛い状況にある時、「はぁ、なんで私ってこんなにダメなんだろう?」と自分自身に問いかけたら、脳はものすごいスピードで「私がダメな理由」を探し出します。ちょっとすれば、脳は「それは能力が足りないからです」「もともと才能がないんですよ」といったような答えをどこかから引っ張り出してきます。自分に対して「ダメな理由」を聞いているわけですから、「ダメな理由」が出てくるのは当然です。

そして、たとえその理由が間違っていたとしても人間の脳は一度そういう考えを抱くと「ダメな自分」という自己イメージを作り上げて、そのイメージ通りに自分をダメにしてしまいます。

一方で、まったく同じ状況でも自分に対して別の質問をすることもできます。先程の「なんで私ってこんなにダメなんだろう?」を「どうしたらこの状況を打開できるだろう?」に変えてみたらどうでしょうか?脳は、今自分が置かれている状況を打開するための方策を考え始めます。先程の「ダメな理由」と同様、1つではなく2つも3つもどんどんと今の状況を打開するための方策が浮かんできます。その答えが出てきたら、あとはそれを実行するだけです。

同じ状況にあるにも関わらず、一方は自分で自分を「ダメ」にしてゆき、一方は置かれた状況を切り拓いていきました。両者の運命を分けたのは質問の力です。

自分自身へ問いかける質問が人生をまったく違うものにしてしまいます。驚異的な力を持つ質問を、人生を良き方へと向かわせることに使わない手はないでしょう。