「世界中の人たちに抹茶のある日常を送ってほしい」株式会社千休代表取締役・久保田夏美さんの語る起業と抹茶の世界

−今の活動を教えてください。

はい。今の活動は株式会社千休の代表取締役として抹茶を専門とした事業をしています。事業内容は主に2つあって、1つは自社商品である抹茶ラテのもとをECやストリートマーケットなどで販売しています。抹茶の粉末とお砂糖を配合して、それを牛乳に溶かして家で飲んでもらえるようなスティックタイプの商品です。もう1つは、カフェに抹茶ラテとしてメニューに導入してもらったり、美容院やオフィスなどに抹茶ラテをウェルカムドリンクとして出してもらったりといった形で提供しています。

今後はクッキーやプリンなどのスイーツを作っていきたいと思っています。あとは牛乳屋さんとコラボして「本当に美味しい抹茶ラテ」を研究して、色んな形の抹茶ラテを作っていきたいですね。

−なまっちゃさんの作る抹茶ラテは、他の抹茶ラテとどんなところが違うのでしょうか。

種類によると思うのですが、多くはミルクの粉が入っている状態、つまり抹茶 とお砂糖と粉ミルクが全て配合された状態のものをお湯に溶かして抹茶ラテを 作っているんです。うちの商品はそうではなくて、抹茶とお砂糖しかいれておらず、香料・着色料は一切使ってません。濃度が 20%と純度の高い抹茶ラテを楽しんでいただけます。

−そのような商品を作ろうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

もともと抹茶ラテが好きで、今日も抹茶ラテを飲んでるんですけど(笑)、それを家でも飲みたいなってなった時にスーパーで売っている色んな抹茶ラテを飲んでいました。でも、いまいち自分の好みはなくて、もっと自分が好きな抹茶ラテを飲みたいと思ったんです。それで、自分で抹茶の粉とお砂糖と牛乳を買って作って飲んでいました。そうしてく中で、「こうしたらもっと美味しい抹茶ラテを作れるんじゃないかな?」と試行錯誤してく中で湧いてきたイメージを形にしたくて、自分で作ることにしました。

−どのようなきっかけで抹茶に惹かれていったのでしょうか。

中学 2 年生の時に、友達と放課後によくカフェに行っていました。その時に、 みんな「私はカフェラテ〜」とか「私はアイスコーヒー」みたいな感じで注文 していたのですが、私はコーヒーやココア、アイスティーも当時は苦手だった んです。そうすると、カフェで頼めるものがなくなってしまって、「じゃあ私オ レンジジュース」とか「りんごジュース」という感じで注文していました。一 方で、私もそういうもの(ラテ系)を頼みたいな、という憧れから、たまたまメニューにあった抹茶ラテを頼んでみたんです。そしたら、そのカフェの抹茶ラテがものすごく美味しくて、「抹茶ラテなら『なんとかラテ』系で一緒に飲める!」と思うようになって、そこから抹茶が好きになりました(笑)。

−それで抹茶に携われる仕事をしたいと思うようになったのですか?

その当時は思ってなかったのですが、いつしか独立して自分の商品を持ちたい なと思うようになってきて。それまでの仕事は執筆系の仕事で他社の商品を PR する仕事をしていたのですが、自分の商品を売る側になりたいという思いはず っと持ってました。それで、「じゃあ実際になにをやろうかな?」となった時に、 自分の好きな抹茶だったら一番好きな商品を作れる、と思って抹茶の事業を始めたんです。

−自ら行動していく中でチャンスに恵まれて、それを自分で掴みにいった んですね。

そうですね。去年あたりから周囲の人に「こういう商品作ったら売れると思うんだよね」「私だったら、もっといい商品作れると思うんだよね」と言ってました。それでイベントにも声がかかったりとか、それのおかげかな、と思ってます。

−やりたいことがあるけど踏み出せない人にアドバイスがあるとしたら、どんなことを伝えたいですか。

踏み出せない理由を紙に書いてみるといいと思います。踏み出せない理由が何かしらあると思うんです。お金がないとか、今の状況だとそれが出来ない、とか。それを紙に書いてみて、それの状況を解決してでもやりたいことなのかを 振り返ってみるといいと思います。

目標を人に言ったり、紙に書いたりしているとそれが叶っていくという実感があります。言葉にしてみる、言語化してみるというのはやってみるといいのではないかと思います。

−ありがとうございます。最後に、抹茶を通じてどんな世界を作っていきたいか教えてください。

一言で言うと、「世界中の人たちに抹茶のある日常を送ってほしい」です。今、 コーヒーって誰でも飲むじゃないですか。それは抹茶でもいいんじゃないかと 思っていて。抹茶はカフェインも入っているし、あとテアニンという心を落ち着かせる成分が入ってるんです。テアニンのおかげで、目が覚めるだけではなく精神的に落ち着けるという効果もあります。世界中の人に、抹茶を飲んでほっとするような時間を持ってほしいです。

あとは、商品名の「千休」には英語の “Thank you” の意味も込めてるんです。千休を広げることで、気軽に Thank you と言える世界を作っていきたいと思っ ています。

久保田夏美(なまっちゃ)
株式会社千休代表取締役。抹茶が好き過ぎて起業。自身でもブログを運営しTwitterを運営し、多くのメディアで執筆。2019年3月30~31日の2日間でオリジナル商品千休の発売記念イベント「なまっちゃカフェ」を開催。2日合わせて120名以上の動員を記録
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