「持続可能な人助けの仕組みを作り続ける」株式会社穴熊代表取締役CEO、西村成城の描く世界

本日は株式会社穴熊の代表取締役CEO、西村成城さんにビフォーアフターSNS「ビフォパ」の設立背景や起業に至るまでの思い、事業活動を通じて実現したい世界などについてお伺いしました。

−今の事業内容を教えてください。

今は株式会社穴熊という会社で、大まかに4つの事業をしています。1つ目は個人事業主の時からやっているツール系のスマホアプリです。これは世界144ヶ国に展開しています。こちらは主に広告収入で収益を得ていて、今あまり力を入れていないのですが月々の収入になっています。2つ目は「家政婦のセルサポ」という家政婦の個人契約専用のマッチングサービスです。これも個人事業主の時に立ち上げたサービスで、今も細々とやっています。3つ目はビフォーアフターSNSの「ビフォーパープルアフターピンク」略して「ビフォパ」です。今はこちらにほぼ100%の力を入れている状態です。4つ目はYAGURAというインフルエンサーマーケティングサービスです。こちらはビフォパの公式ユーザーとして抱えている300名以上のインフルエンサーの方に協力いただき、サービスを展開しています。

−様々な事業をされているのですね。そもそも、大学を卒業して会社員として働くという選択肢もあったと思いますが、自分で事業を始めようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

小学生の頃に「13歳のハローワーク」という本があって、その本を読んでいたんです。世の中の様々な仕事が解説されている本なのですが、その中で自分がなりたいと思える職業がなかったんですね。それで中学生の時、もともとワクワクすることが好きだったのもあって冒険家になりたいなぁと思って。でも、高校生になってよくよく考えたら、冒険家といっても世界のほとんどのところは冒険され尽くされてるな、と思ったんです。宇宙と海底は別なんですけど、宇宙飛行士になるにも自分の実力だけではない運の要素もかなりあると思い。それで、このワクワク心をどこに向ければいいんだろう?と思った時に、自分の祖父が経営者をやっていたんですね。それで、年間の売上が数千億円あったりして、そっちの道(経営者)も面白そうだなと思って。「13歳のハローワーク」を見返すと、経営者という職業は載っていなかったんです。だからピンとこなかったのかな、というのもありました。冒険家だったら冒険する先はほとんどない、けど経営者だったらこのワクワク心を向けても冒険する要素は沢山ある、と思って経営者になろうと思いました。

−事業をやる時、どんな内容の事業をやるかは無限に考えられると思います。その中でビフォパを立ち上げようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

もともとは中高年女性をターゲットにしたフィットネスのマッチングサービスをやろうとしていたんです。というのも、まず世界的に需要があるもの、つまり世界を変える可能性があるサービスというのを考えていて、それでフィットネスのマッチングサービスを始めたんですけど、なんかニーズがない気がすると思って。そんなタイミングで自分の母親が、化粧品の口コミサイトを見ながら「イチかバチかだなぁ」とつぶやいていて、その理由を聞いたんですね。だって普通に考えれば化粧品を買うときに口コミやランキングを参考に買ったら、たいてい満足できるものがくるはずじゃないですか。そしたら、母が「良い意見と全然ダメみたいな意見が両方あって、口コミだけじゃわからない。ランキングで1位のものを買っても、自分にフィットしないことがある」と言っていたんです。それで、「じゃあいつもどうやって買ってるの?」と聞いたら「とりあえずビフォーアフターで検索してる」と言ってたんですね。「ビフォーアフターで検索すると、どんな肌の人が、どんな化粧品を使って、どうなったのか、というのがわかるから参考になってイチかバチかじゃなくなる」と。でも、ビフォーアフターで検索してもヒットしないものばかりで、そもそもビフォーアフターの情報がほとんどないと言っていたんですね。だったら、変化をもたらすあらゆる商品でビフォーアフター情報を沢山集める場を作れば絶対参考になるし、商品を購入する時のミスマッチもなくなると思ったんです。

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