「今の英語業界がやってることはナンセンス。英語が当たり前に話せる世の中を創る」起業家・朝妻拓海の創る世界と生き方

今回はGiftation株式会社代表取締役社長の朝妻拓海さんに英語事業を通じて創りたい世界と、学生時代から今に至るまでの生き方をインタビューをしました。

−今の活動を教えてください。

今はGiftation株式会社という会社を経営しています。英語初心者のための予備校と言っているのですが、 英会話スクールとは違い自分の頭で考えて自分の考えや意見を相手に伝えることが出来るようになるためのスクールを運営しています。30代から40代のお客さんが多いんですけど、英会話を今までずっとやりたいと思っていたけど何度か挫折した人だったり、これからやり直したいという人が対象です。うちの特徴はよくある英会話スクールみたいな感じではなくて、テキストとか一切使わないんですね。 なんで使わないかというと、シンプルにみんな今日本語でしている会話をどう英語にして話すかというの知りたいだけで、そのやり方を教えているから。 加えて、日本語と英語のコミュニケーション って全然違うので、 ちゃんと英語のコミュニケーションの取り方っていうのをお伝えして自分の意見や考えを相手に伝えられるようになる、ということをやっています。

−英語だけではなく、コミュニケーションの取り方も扱うのですね。

はい。それをやると、日本語でも応用できるので日本語で口下手な人が自分の意見や考えを言えるようになったりすることがあります。 結果的には日本語でも英語でも コミュニケーションスキルとして上げることができるというプログラムですね。

−元々英語事業をやろうと思ったきっかけはなんですか

一つしかなくて、得意分野がそこしかなかったから。もともと英語もすごい好きで始めたというわけではなくて、どちらかと言うと苦手な方だったんですね。けど、やっていったらある種の方程式と言うか、ルールみたいなものがわかってきた。そのルールにあてはめていくとどんどん正解が出るから面白くなってきて、ゲームみたいにはまっていくようなった。それで他の科目には目もくれずに英語ばかりやってたので、 英語だけはできるようになった。それで「英語一本で勝負していくしかない」と思うようになったんです。

−起業以外にも例えば会社に勤めて英語を使って仕事をする、という選択肢もあったと思うのですが、 そうではなくて「事業を始める」という選択をしたきっかけはなんだったのでしょうか?

そもそも会社を辞めた理由が3つあって、1つ目は周りに尊敬できる人がいなかったから。やめたのが26、27くらいの時だったんですけど、上司でも同期でも「この人と一緒に働きたい!」という人がいなかった。「この人を越えたい」「この人はすごい」という人がいなくて。 だからなんかここにいても同じような仕事しかしないし、自分の中に「この人になりたい」という像がなかったんです。2つ目は業界的に景気に左右されやすい職業だったので、自分で自分の人生をコントロールできないと思ったんです。自分の人生なのに会社に自分の人生をコントロールされているという感覚があって。実は給料も景気が悪くてボーナスが出ない時があったりしたんです。3つ目は、 まだ若いし起業した経験があればそれで失敗してもどこか雇ってくれるところがあると思ったから。経験値を貯めたりスキルを高めるためにも起業したほうがいいと思ったんです。

次ページ
起業の決め手となったロールモデルの存在