心のエネルギーが周囲の存在に与えている影響〜心で思ったことは、何らかの形でこの世界に表出される

潜在意識の作用

心で思ったことは、何らかの形でこの世界に表出されます。例えばあなたが「この人は押し付けがましくて、嫌だ」と思ったとします。するとあなたが心の中で思った「この人は押し付けがましくて、嫌だ」は潜在意識に蓄積されます。そのエネルギーは何かのタイミングでまた思考となって表れたり、言葉や行動となって表れたりします。わかりやすい例だと、その人と接するたびに「ああ、この人と話すのは嫌だなぁ」と思ったり、その人に何か話しかけられた時に「あ、ごめんなさい。ちょっと今忙しいので」という言葉となって表れたり、その人が話し始めたらトイレに行くといった行動として表れたり。潜在意識に溜まった「この人は押し付けがましくて、嫌だ」エネルギーが強力なものであれば、たとえ具体的な言葉や行動によってあからさまに自分の感じた不快感を示さずとも、あなたの表情や雰囲気、オーラといったものに表出されて相手に伝わります。ですから、「相手にわからなければ、心の中で何を思ったって大丈夫」は、全然大丈夫ではないのです。

目には見えない心のエネルギーによる影響

心で思ったネガティブなことは一時的なものだと思っていても、しばらくの間あなたの思考に混ざったり、歩いている時や電車を待っている時などふとした瞬間に表れたりします。そのネガティブなエネルギーの表出があなたに良い影響をもたらすとは到底考えられないでしょう。頭に浮かぶネガティブな思考や感情に対して自覚的になり、それを受け流す練習をすることは他者のため以前にあなたの幸福に繋がるのです。

あなたの幸福な感じというのも、あなたのまとう表情や雰囲気、オーラといったものとしてこの世界に表出され周囲に影響を与えています。ですから、「俺/私が不幸だろうと幸せだろうと、そんなことお前には関係ないだろ。ほっといてくれ!」という人は肉眼によって捉えられない世界のことに対して無知であり、かつ身勝手なのです。

人は存在しているだけで周囲の存在に影響を与えている

人はそこに存在しているだけで周囲に何らかの影響を与えています。全く話さない無口な人でも「ああ、そこに座っているな」とか、「ちょっと近寄りがたいな」とか、「あの人にはなるべく話しかけないようにしよう」といった形で他者の頭に思考として表れているのです。それがどれだけ嫌な人にも、別に気にならない人にも、こういったことを理解できない人にも、理解する人にも同じようにこの法則は適用されているのですから、どうせなら他者の頭にも良き思考として表出されたくはありませんか(それに対して強く執着してしまいますと、大変生きにくくなってしまうのですけれども)。

心の中で優しい気持ちを育てる

前何かの記事で書きましたが、人は自分に対して優しい気持ちで接してくれる人に対して乱暴な振る舞いをすることはできません。それをわかりやすい心理学の本に書かれているテクニックのようなものとして使うのであれば「この人は自己利益のために私に優しく接しているに過ぎないのだな」ということがわかってしまうものですから逆効果なのですが、本当に心から思いやりを持って接することができるのであれば他者に対して良き影響を与えます。ですからこのような生き方を実践しようとする者がすべきは表面的な心理学テクニックをお勉強することではなく、心の中で他者に対する思いやりの気持ちを育てることなのでしょう。その思いが育てられれば、他者と接する時に「ああしよう」「こうしよう」「こうしなきゃ」といったことを頭であれこれ考える必要などなくなり、いつも自然体で人に優しく接することができます。その優しさが一切の見返りを求めないものである時、人は心の底からありがたみを感じるのでしょう。