コーチングについて徹底解説!とてつもないゴールを達成するのに重要な事

コーチングとは

定義

コーチングとは、「対話を重ねることでクライアント(コーチングを受ける人)の学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力を解放させ最大限に力を発揮させること」です。

コーチングでは「答えはクライアントの中にある」という考え方に基づいてコーチはクライアントと関わります。そのため、コーチはクライアント自身も気づいていない様々な可能性を引き出すためにコーチングスキルを用いて支援します。コーチングで得た気づきからクライアント自身が達成したいゴールを明確にして取るべき手段を選択し、行動します。コーチはクライアントのゴール実現のためのサポートを行います。

コーチングの語源

中世のハンガリーに存在したコチ(Kocs)という町が語源となっています。

当時のコチは輸送網の重要拠点で、活発な貿易中心地でした。そこでは多くの馬車が作られ、ハンガリー人はその馬車を「コチの馬車」と呼ぶようになりました。コチの馬車はヨーロッパ中に広まり、短時間で移動する非常に優れた手段となりました。

これが「コーチ」という言葉の語源です。コーチングには「人を目的地に連れていく最善の手段」という意味が込められています。

カウンセリング・ティーチング・コンサルティングとの違い

コーチングはコンサルテーションの一形態です。「コーチングはカウンセリングやティーチング、コンサルティングと何が違うの?」という疑問が浮かぶ方もいらっしゃるかと思います。

下の図でそれぞれの違いを示しました。カウンセリングとコーチングは「引き出す」、ティーチングとコンサルティングは「与える」という違いがあります。

どのアプローチが効果的かは、抱えている課題に応じて異なります。以下でそれぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

カウンセリングのメリット・デメリット

メリット

  • 心の問題が整理され、生きやすくなる
  • ありのままの自分を受容することで、自己肯定感が高まる
  • 問題行動を止めることが出来る

デメリット

  • 心の問題を取り扱うため、仕事の課題を解決するには適さない
  • 見たくない自分の内面と直面し、一時的に症状が悪化することがある

コーチングのメリット・デメリット

メリット

  • 創造性や無意識の潜在能力など未知の力を引き出すことが出来る
  • ゴール達成に向けて自発的に行動出来るようになる
  • 自分だけではたどり着けないスピードでゴールに到達することが出来る

デメリット

  • ゴール達成に向けた意欲がない場合効果が出ない
  • 知識や解決策を求める場合には不適切

ティーチングのメリット・デメリット

メリット

  • 情報伝達のため大勢の相手に対して同じ内容を学ばせることが出来る
  • 基本的な知識など答えが決まっていることに関して有効

デメリット

  • 教えられる人の個性や能力は活かされない
  • 教えられる側の人を受け身にさせる可能性がある

コンサルティングのメリット・デメリット

メリット

  • その分野の専門家からアドバイスを受けることで優れたスキルやノウハウを取り入れることが出来る
  • コンサルタントなしでは思いつかないような戦略・発想を得ることが出来る
  • 有名コンサルタントからコンサルティングを受けることで権威付けされる

デメリット

  • コンサルタントがいなくなったら成果が継続されない
  • コンサルタントからの提言を受けるかどうかは自分の意思次第
  • 理論的に正しくても実際に成果が生まれないこともある

コーチングの目的

コーチングの目的とは

コーチングの目的はクライアントが掲げるゴールを達成することです。ゴールというのは「理想的な状態」のことを指します。1人の人間が理想的な状態にあってほしいと願う領域は数多くあります。仕事でこういう目標を達成したい、家族との関係はこうがいい、健康状態は常にこうでありたくて、趣味はこのレベルに達したい・・・そのように考えていくと、コーチングというのは仕事に限らず人間のあらゆる活動領域において影響を及ぼすものであることがわかります。

コーチングで扱うテーマ

上述の通り、コーチングで扱うテーマは多種多様です。クライアントはコーチングセッションにおいてどのようなテーマを扱いたいかをコーチと話し合い決めます。その際に用いるのがバランスホイールという概念です。

人によって理想的な状態に持っていきたい領域や数は異なります。5個程度の人もいれば、10個、20個、30個、もっと多い人もいるかもしれません。それは「資産10億円を築く!」かもしれませんし、「体を柔らかくして座禅を組めるようになる!」かもしれませんし、「太極拳の練習を積んで師範代になる!」かもしれませんし、「世界平和に貢献してノーベル平和賞を受賞する!」かもしれません。

「こうじゃなきゃいけない」という正解はなく、自分が本当に達成したいと思うゴールを設定します。この時、「出来るか出来ないか?」を全く考える必要はありません。「どうやったら実現出来るか?」がわかっている必要もありません。それは行動していく中で自ずとわかってくるからです。

あまりにも多くの人が「どうやったら実現出来るか?」がわからないというだけの理由で挑戦するのを止めてしまいます。実現出来る方法が全てわかっている状態でないと不安で挑戦できないのかもしれませんが、ここで覚えておきたいのが「世の中で類まれな成功を収めた人も、どうやったらそれを実現出来るかを全てわかった上でスタートしたわけではない」ということです。

ビル・ゲイツがパソコンオタクの青年だった頃、「一家に一台、パソコンを置く」と言ってマイクロソフトを創業しました。その時、「一家に一台パソコンを置く方法」を完璧に理解していたかというと、そうではありません。

孫正義氏がみかん箱の上に立って「いつかは豆腐を数えるように1兆、2兆と数える会社を作る」と言った時、「これとこれとこれをやったら1兆、2兆と数える会社を作ることが出来る」とわかっていたのかというと、そうではないのです。

たとえそれがどんなゴールであれ、「どうやったら実現出来るか?」がわかっている必要はありません。達成したいゴールを定め、それに向かって行動を開始することが何よりも重要なのです。

コーチをつけることの重要性

コーチをつけることで誰もが前に進むことが出来る

ビル・ゲイツはコーチをつけることの重要性を以下のように語っています。

すべての人にコーチは必要です。私たちには、フィードバックをしてくれる人が必要なのです。 私たちは、フィードバックを受けることで、向上するのです。

TED : 教師へのフィードバックでもたらせる変化

Googleの前CEOであるエリック・シュミット氏はコーチを付けることはGoogleの経営に役立ったと語っています。

ジョン・ドーアが『コーチをつけなさい』というアドバイスを私にくれました。
私は初め、私はCEOであり経験も十分に積んでいたので、そのアドバイスにとても憤慨しました。

なぜ私にコーチが必要なのか?私が何か間違ったことをしたのか?私がこのとき、世界中でベストの人間だとして、コーチが何を私にアドバイスするのか?と。

しかし、コーチは何かをアドバイスするのではありませんでした。コーチはあなたと同じようにスポーツを上手くできる必要はないのです。
コーチは私を観察し、私のベストを引き出すのです。ビジネスシーンでは、コーチは単純なコーチではありません。コーチは別の視点で事象を観察し、”彼の”言葉で私にそれを説明し、問題へのアプローチを問いかける存在なのです。

Google CEO: “Everybody Needs a Coach”

「伝説の経営者」と呼ばれたGEの元CEOであるジャック・ウェルチ氏はGEの経営者時代に20代の女性コーチをつけていたそうです。

Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏もコーチをつけていました。

資本主義の頂点に立つような人たちもコーチを必要としています。コーチングは、たとえそれがどのようなゴールであったとしても目的地に向かって大きく前進する力となるのです。